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現代と起亜、社内開発ウエアラブルロボを初納入

2025年7月11日 (金)

(出所:HYUNDAI)

サービス・商品韓国の現代自動車と起亜は10日、産業用ウエアラブルロボット「X-ble Shoulder」の韓国市場での販売を開始し、初号機を大韓航空に納入したと発表した。8日に仁川の大韓航空航空機整備ハンガーで引き渡し式を実施した。

大韓航空は、X-ble Shoulderを航空宇宙部門で活用し、民間航空機や軍用機、UAM(都市型航空モビリティー)機、ドローン、ステルス機、衛星打上げシステムの組立・整備現場など幅広い用途で展開する計画だ。

X-ble Shoulderは、現代自動車と起亜のRobotics LABが社内開発したウエアラブルロボットで、航空機整備などの頭上作業で生じる肩への負担を軽減することを目的とする。特に上腕を支援し、繰り返しの頭上作業時の筋骨格負荷を減らす設計で、肩関節への負荷を最大60%、三角筋前部・外側部の筋活動を最大30%低減できるという。

最大の特長は、電源を使わないトルク生成機構を備え、バッテリーや充電が不要で軽量かつ保守性に優れる点。現場での長時間使用を想定し、動力なしで補助トルクを発生させる「筋力補償モジュール」を搭載した機能面のほか、デザインも高く評価されている。

今後、韓国国内では現代自動車グループの関連会社や製造業各社など事前予約顧客への供給を進め、建設、造船、農業分野への展開も計画。2026年からは海外市場への進出を目指す。

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