玉井商船、株式の大量買い集めに対し質問状

荷主玉井商船は17日、海外籍の個人投資家ソン・ユウニン氏が同社の株式を買い集めている件について、質問状を送付したと発表した。

同社によると、ソン氏とアイエスシー（ISC、東京都港区）およびISCの共同保有者であるエンタープライズマリタイム（東京都港区）、三豊運輸（川崎市川崎区）は、ほぼ同じ時期に同社株式を急速かつ大量に買い集めており、またISCの代表取締役である堀内智明氏とソン氏との間には従前から面識があることなどから、実質的に共同して同社株式の買付けを行っている可能性が否定できない。ソン氏とISCらの保有する株式の議決権割合の合計はすでに15％を超えており、これらの関係の有無および程度について調査するため、独立委員会の勧告も踏まえソン氏とISCに対してそれぞれ質問状を送付した。

ソン氏への質問状では、同氏自身についてや同社株式の取得目的、ISCらとの関係などについて尋ねた。ISCに対しては、ISCおよびエンタープライズマリタイム、三豊運輸の関係や、同社株式の取得目的、ソン氏との関係などについて尋ねた。

質問状への回答は7月31日までとしている。

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