ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

IMO総会、ギニア湾の海賊対策で決議採択

2013年12月5日 (木)

行政・団体国際海事機関(IMO)の第28回総会が英国・ロンドンで11月25日から今月4日まで開催され、事務局長輩出国としての責務を果たす観点から野上国土交通副大臣が出席した。

各国代表による一般演説が行われ、日本からは野上副大臣が演説を行った。野上氏は、加盟国の条約順守をIMOが監査する加盟国監査制度、海賊対策、環境対策、途上国への技術協力の分野で日本がIMOに貢献している実績を紹介し、今後も貢献していく決意を表明した。

各国からは、関水康司事務局長の就任後の指導力・管理能力を称賛し、今後を期待する声が多く上がった。

ギニア湾の海賊、武装強盗、海上不法行為の防止、抑制に関する総会決議が採択されたほか、バラスト水管理条約の実施についても決議を採択。この決議では、現存船のバラスト水処理装置の搭載期限について、最大5年間の搭載期限延長を定めた。また、次期理事国(任期2年)の選挙では、日本が今期に続いて理事国を務めることが決まった。