フードJ-オイルミルズは1日、2026年1月から業務用油脂製品の賞味期限表示を「年月日」から「年月」へ変更し、最大7か月の賞味期間延長も順次実施すると発表した。対象は一部製品を除く業務用油脂製品で、表示変更により在庫管理の簡素化や物流業務の負荷軽減、食品ロスの削減が期待されている。
同社はすでに24年4月から家庭用製品で同様の対応を始めており、今回はその取り組みを業務用へと拡大する格好だ。賞味期限を「年月」表示とすることで、同一期限の商品を一括管理しやすくなり、流通現場での誤出荷防止や棚卸作業の省力化につながるとしている。また、製品の品質や安全性を確認したうえで、最大7か月の賞味期間延長も実施する。
J-オイルミルズは、日清オイリオグループ、昭和産業とともに、7月に食用油脂業界の物流課題解決を目的とした協議体「油脂物流未来推進会議」(YBM会議)の発足も発表している。植物油業界では業務用製品の取り扱いが多く、斗缶やドラム缶など重量のある荷姿に加え、バラ納品といった付帯作業も多いため、物流現場の負荷が高いとされる。今後も製品仕様や納品形態の見直しを含めた負荷軽減策が求められるなか、今回の取り組みもその一環といえる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。