オラクル、クラウドSCMにAI在庫管理機能を追加

2025年8月6日 (水)

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サービス・商品オラクル（米国）はこのほど、クラウド型サプライチェーン管理ソリューション「Oracle Fusion Cloud SCM」に、新機能「Oracle Fusion Cloud Advanced Inventory Management」を追加したと発表した。倉庫業務の効率化と意思決定支援を目的に、AI（人工知能）を組み込んだインテリジェントな在庫管理機能を提供する。本格的なWMS（倉庫管理システム）ほどの複雑さを必要としない中規模事業者や、医療・製造・流通業などを主な対象としている。

新機能では、ピッキングや棚卸し、補充などのタスクを担当者ごとに割り当てて業務を効率化するほか、ライセンスプレート番号を活用した入出荷管理、リアルタイムのクロスドック通知、積載単位での出荷グループ化といった物流現場の合理化を支援する。さらに、保管場所の最適化や、在庫レベルの自動調整・補充など、AIによる在庫業務の自動化機能も備える。

これらの機能は、オラクルが提供する「Oracle Inventory Management」や「Oracle Warehouse Management」と連携して利用可能。サプライチェーン全体のプロセスと在庫情報をリアルタイムで統合し、変動する需要や供給状況への迅速な対応を支援する。

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