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ロジスティクス近鉄エクスプレス（KWE、東京都港区）は13日、エネルギー大手シェルの航空燃料を取り扱うシェル・アビエーション（オランダ）と、持続可能な航空燃料（SAF）の利用に関する新たな契約を締結したと発表した。
KWEとシェル・アビエーションは、2023年にSmart Freight Centreが実施した「市場メカニズムを活用した環境価値の移転・活用に関するパイロットプログラム」に共同参加以降、航空貨物輸送を利用する荷主企業などステークホルダーにとって、安全かつ利便性の高い、SAFの環境価値を流通させる取引仕組みの確立を目指して協議を重ねてきた。
今回の契約により、KWEはシェル・アビエーションが開発したデジタル・プラットフォーム「Avelia」を導入し、荷主企業の低炭素輸送ニーズに迅速対応することとなる。Aveliaは、SAFの物理的利用が難しい場合でも、環境価値の受発注、在庫管理、削減証書の発行を一元的に管理可能としており、ブロックチェーン技術を活用して環境価値の割り当てをフォワーダー、航空会社、荷主企業に対し信頼性高く行うことを可能にする。これにより、CO2削減効果を確実なものとし、誤った二重計上の回避、さらに透明性や説明責任の確保が期待される。
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