ロジスティクス東京都内で都市型八百屋「旬八青果店」を運営するアグリゲート(東京都品川区)は27日、とエア・ドゥ(札幌市中央区)と連携し、航空便を輸送した北海道の農産品を東京都内で販売する「北海道から直送! 旬八×AIRDO 道産空輸フェア」を9月1日から実施すると発表した。
エア・ドゥは、自社運航便による北海道産品の産地直送サービス「道産空輸 AIRDOダイレクト便」を昨年8月に開始し、首都圏での道産品プロモーションを進めている。さらに、北海道が公募した「航空貨物輸送網強化事業委託業務」を受託し、道外への販路拡大を目指す生産者と道産品調達を希望するバイヤーとの取引の創出を図っている。
今回、食品の仕入れから販売までを一気通貫するビジネスモデルで事業を展開するアグリゲートが、エア・ドゥと連携して、道内空港からの道産品ダイレクト輸送の創出と航空貨物輸送の利用促進を図ることになった。アグリゲートではバイヤーが、道内の産地に赴き、航空貨物利用促進セミナーで講演を行ったほか、道内の生産者や事業者との商談、産地から旬八青果店までの物流調整をエア・ドゥと進めている。
これまでも、農産物などの空輸は行われてきたが、付加価値が大きい高級品などの輸送にとどまっている。今回の取り組みでは、アグリゲートが培ってきたノウハウを生かし、まだおいしく食べられるB級品以下の青果を鮮度のよい状態で消費地へ運ぶことを目指す。最初は、東京都内の旬八青果店で販売し、それと並行して全国の消費地への輸送拡大にも取り組んでいく。
道産空輸フェアは、来月1日から10月26日まで、旬八青果店全店(6店舗)で行われる。網走市や美幌町で収穫されたトウモロコシや、北見市の白タマネギ、釧路市の「干したて」ホッケ、冷蔵サンマなどの水産加工品、旭川市や東神楽町の道産米「ゆめぴりか」「ななつぼし」のほか、空輸で運ばれた規格外青果を使用した惣菜などを販売する。
両社では「ただ運ぶだけではなく、空輸で運ばれた商品を購入しやすい価格で販売するために、道内での物流、消費地側の物流も整備し、コスト削減にも努めていく」としている。
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