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循環経済の標準化へ、規格協会がCESP活動を始動

2025年9月2日 (火)

ロジスティクス日本規格協会(JSA)は1日、産業環境管理協会と共同で「サーキュラーエコノミー標準化プラットフォーム」(CESP)を設置し、活動を開始したと発表した。サーキュラーエコノミー(循環経済)の普及に向け、国内外の政策や規制動向、標準化の取り組みに関する情報共有と意見交換を進める。

欧州では「持続可能な製品のためのエコデザイン規則」(ESPR)が2024年7月に施行され、デジタルプロダクトパスポート(DPP)の導入や消費財廃棄の防止など、分野ごとに規制が拡大している。一方、日本では標準化の議論が業界ごとにとどまっており、分野横断的な枠組みが不足しているのが現状だ。CESPはこの課題に対応するため、共通基盤的な情報提供を起点に、制度との連携や国際標準への対応を視野に入れている。

具体的な活動としては、リレー形式の講演会を通じ、欧州CE政策やISOの標準化動向、国内の化学品情報流通やプラスチック資源循環の取り組みなどをテーマに情報を発信する。自動車、電機・電子、化学、包装などの産業分野での対応や、マスバランス方式、トレーサビリティーといった技術的手法も議論の対象となる。

活動の一環として開催されるリレー講演会は、10月2日に第1回、11月28日に第2回を予定しており、欧州のCE政策やESPRを中心とした内容が取り上げられる。

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