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サービス・商品気象情報サービスのウェザーニューズは2日、同社の統合型航海気象サービス「SeaNavigator」で、韓国のHD現代マリンソリューション（HMS）の船体性能モデリング「OceanWise」を使ったルーティングサービスを開始したと発表した。
HMSはHD現代グループの子会社で、両社はことし1月、海上物流の最適化を支援するサービスの開発に向けて連携することで基本合意書を結んでいた。
（クリックで拡大、出所：ウェザーニューズ）
新たなサービスは、ウェザーニューズが持つ長年の気象・海象データと最適な航路を選定する技術に、HMSの船舶性能モデリング（可視化）技術を組み合わせた。航路の気象データに加え、OceanWiseによって得られる、船舶が受ける波の抵抗やプロペラの推進力など詳細な船舶の情報をもとに最適な運航ルートを割り出す。これによって航海の安全性を高めるとともに、燃料の使用量やCO2排出量も削減できる。
HMSは2024年時点で、世界の600隻以上の船舶にOceanWiseを導入しており、8隻の船舶で行った実証実験では、年間平均5.3％の燃料削減が可能になった。今回、ウェザーニューズの気象予測や航路選定技術を組み合わせることで、さらなる効果が期待できる。
両社は「今回のサービスは単なる機能の結合ではなく、気象情報と船舶性能モデルを一つのプラットフォームで統合実装した業界初の試みとなる。すでに世界の主要船社から高い関心が寄せられており、今後も最新技術を取り入れ、サービスの高度化を図っていく」などとしている。
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