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近鉄エクス、中計目標「必ず達成」|年頭所感

2014年1月6日 (月)

話題近鉄エクスプレスの石崎哲社長が6日行った年頭挨拶の要約は次の通り。



2013年は当初から航空貨物の取扱い物量が低迷し、後半になり若干上向いたものの本格的な回復には至らなかった。収支面では、これまでグループの牽引役を務めていた東アジア、東南アジアが大変苦戦を強いられる展開となった。幸い、KWEJ(日本単体)、国内関係会社では厳しい環境にもかかわらず好調に業績を伸ばしているが、中期経営計画初年度の目標達成は予断を許さない状況にある。

しかし、中期経営計画に掲げた重点戦略は、それぞれ順調に遂行されていると思う。海上貨物の取扱い拡大は、グループ挙げての取り組み強化により、前年を大きく上回る結果を残すことができた。重点品目の取扱い拡大は、特に自動車関連品の開拓に大きな成果が見られ、またヘルスケア、リテール関連も、順調にその営業活動が推し進められていると思う。海外ネットワークの拡大では1月にメキシコ、4月にブラジルで法人としての営業活動を開始し、計画通りに実行されている。これら重点戦略を今後とも確実に実行していけば、この3年間の中期経営計画の目標は必ず達成されるはずだ。

この重点戦略の遂行に中心的な働きをしたのはKWEJだ。2011年にKWEJ改革をスタートさせた。KWEJを強くし、グループを牽引する組織にすることが目的だ。スタートして3年弱、具体的に掲げた取組み項目を着実に実行し、いかなる状況でもきちんと利益を生み出す組織づくりを行ってきた。今年はそれを更に強力に推し進め、KWEJをグループの模範となる強い組織にしたい。

強いKWEJを中心としてグループが一丸となって目標に立ち向かうことが重要だ。中期経営計画の重点戦略が順調に推し進められているのも、それがうまく機能しているから。これまでKWEが着実に成長を遂げてきたのも、グループが一つになって活動を続けてきたからに他ならない。今年も相互協力の重要性を常に念頭に置き、グループ総合力を発揮していく。

今年も新興国、将来有望な地域、特に新・新興国などに新たなネットワーク作りを図っていく。そのためには顧客の今後の動き、計画を確実につかんで、同業他社に後れをとることなくスピーディーに実行していくことが大変重要だ。