ピックアップテーマ
サービス・商品帝人フロンティア（大阪市北区）は8日、工業繊維用途で需要が拡大している高強力リサイクルポリエステル長繊維について、グループ会社のテイジン・ポリエステル（タイ）で生産能力を増強すると発表した。タイヤコードやシートベルト、ゴム製品補強材などへの利用を見込み、2025年11月から年620トンの追加生産を計画する。
欧州で進む廃自動車（ELV）規則の強化や循環資源利用拡大の要請を背景に、自動車産業を中心に高強度・難燃性など高機能を持つ産業資材のニーズが増大している。同社はリサイクル原料を活用した繊維製品の供給で需要を取り込む構えだ。
従来は原糸生産の前工程設備に制約があり、リサイクルポリエステル長繊維と機能性ポリエステル長繊維の同時増産が困難だったが、今回の改良で制約を解消し、両分野の供給体制を強化する。
生産品は帝人フロンティアグループ向けにとどまらず、国内外の幅広い市場に供給される見通し。将来的には新開発の機能性リサイクルポリエステル長繊維の製造にも設備を活用し、環境負荷低減と産業資材分野の高度化を両立させる方針だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊（平日7時）・夕刊（16時）のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。
