イベント9月10日に開幕した「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」。数ある出展社のなかでも、東5ホールのシリウスジャパン(東京都中央区)が、ひときわ来場者の注目を集めている。ブース内では、同社の完全自律走行型ロボット(AMR)が安全柵なしで人と人の間を滑らかに動き回り、その様子を一目見ようと、ブースは多くの来場者で常に賑わいを見せている。
多くの来場者の目当ては、本誌でも先日報じた、AMRのRaaS料金を「月額5万円」で提供するという破格の特別プロモーション。同社のニエ・ユハン(グレース)社長に初日の手応えを尋ねると、「今朝の記事を読んで来ました、という方が非常に多い。具体的な導入イメージを持った質問ばかりで、関心の高さを肌で感じています」と笑顔で語った。
来場者からは、EC(電子商取引)物流だけでなく、雑貨や食品を扱うセンターからの引き合いが強いという。特に、多くのロボットが狭いスペースをスムーズに、かつ安全柵なしで稼働するデモンストレーションは圧巻で、「動きがスムーズでわかりやすい」と驚きの声が上がっていた。
グレース社長が、来場者に特に注目してほしいと語るのは、その「使いやすさ」だ 。「ロボットの価値は、単に作業員の歩行距離を短縮するだけではありません。タブレットを使った簡単な操作で、単発アルバイトの方でも5分程度のレクチャーで使いこなせる。これにより、現場の管理業務が大幅に楽になります。その価値をぜひ体感してほしい」と力を込める。

▲シリウスジャパンのグレース社長
業界の常識を覆す「月額5万円」のプロモーションは、「共創1000台」をテーマに、1000台分の導入ニーズが集まれば実現するというもの。その進捗について尋ねると、「まだ初日ですが、すでに400台分のニーズが集まっています」と驚きの回答が返ってきた。目標達成は、もはや時間の問題かもしれない。この歴史的な転換点を見逃さないためにも、ぜひシリウスジャパンのブースに足を運んでみてはいかがだろうか。会期は12日まで。
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