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「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」レポート

保税・通関業者が集積、都心大型EC拠点に注目

2025年9月12日 (金)

イベント東京ビッグサイト(東京都江東区)で10日から開催されている「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」。物流施設デベロッパー各社が最新の施設をアピールするなか、アライプロバンス(東京都墨田区)は、昨年完成したマルチテナント型物流施設「アライプロバンス葛西A棟」を前面に押し出し、その希少な立地と独自の価値を来場者に訴求している。「国際物流ハブ拠点」としてのポテンシャルを強くアピールしているのが特徴だ。

「目玉は、昨年完成した『アライプロバンス葛西』の2区画。東京湾岸に近い立地を評価いただく声が多い」。同社のブース担当者である三浦充氏(不動産営業課長)は、来場者の反応に手応えを感じている。東京湾岸エリアでは、新規の大型物流施設の供給が限られると見られており、同施設の希少価値はますます高まっている。

▲アライプロバンスの三浦充氏

ブースを訪れるのは、特に外貿コンテナを多用する事業者や、都心部への即時配送を求めるEC(電子商取引)事業者などが多いという。「東京港からコンテナを運び込み、この拠点でデバンして、すぐに顧客へ配送したい、という回転の早い物流ニーズが中心だ」と三浦氏は語る。東京23区内ということで、輸送の効率向上とコスト圧縮を両立できる点が、テナント企業にとって大きな魅力となっている。

さらに同社は、同施設を「国際物流ハブ拠点」と位置付け、そのポテンシャルを強くアピールする。実際に、現在のテナントの半数は保税・通関事業者で占められており、国際物流の結節点としての機能が既に形成されつつある。ブースのパネルに英語、中国語、韓国語を併記し、フォワーダーや越境EC関連事業者への訴求を強化しているのも、その表れだ。仮に、同施設に複数のEC事業者が集積すれば、テナント間の連携による輸配送の劇的な効率化も期待できる。

「適正な価格で、良いお客様と巡り合いたい」。湾岸エリアの希少性と、ホテルライクなエントランスやカフェテリアなど、「働く人がワクワクする空間」という同社ならではの価値を武器に、次代の物流を担うテナントをじっくりと見定めていく構えだ。ブース(7-203)では、施設の模型やパネルでその魅力を体感できる。

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