
▲調印式(出所:海南省人民政府)
国際中国・海南省人民政府は9日、香港で「海南自由貿易港(FTZ)プロモーション会議および政策解釈会議」を開催した。ことし12月18日に海南FTZ全島で独立した税関運営が始まるのを前に、香港との協力強化を通じて物流円滑化や投資促進を図る狙いを示した。
中国共産党海南省委員会のフォン・フェイ書記は、広東・香港・マカオ大湾区(GBA)と海南FTZの建設はいずれも国家戦略であり、両地域の連携が国内外の物流を支える新たな発展パターンにつながると強調した。
香港政府のアルジャーノン・ヤウ商務経済発展局長も、海南省との協力を通じて国際プロジェクトの誘致や投資家支援を強化し、双方の発展に寄与すると述べた。海南国際ビジネス評議会の唐華氏は、海南の立地や市場力と香港の金融・技術力を組み合わせることで、新たな生産性を生み出せると指摘した。
会議では観光や食品加工、テクノロジー分野など12件のプロジェクト契約が調印され、400人が参加した。また海南省財政局は、最大50億元規模のオフショア人民元地方債を香港で発行する方針を表明。3年債(持続可能開発)、5年債(ブルーボンド)、10年債(航空宇宙関連)を発行する予定で、資金調達を通じた産業育成や国際連携が期待される。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。