M&Aユニチカ(大阪市中央区)は12日、スパンレース不織布事業を瑞光(大阪府茨木市)に譲渡することを決議したと発表した。譲渡については、6月25日に瑞光との基本合意書締結を公表しており、今回の取締役会で正式決定した。ユニチカは2024年11月に祖業である繊維事業からの撤退を発表しており、経営再建を進めている。
スパンレース不織布事業は、インバウンド需要の変動や他素材との競合激化で近年は収益が低迷。瑞光は紙おむつを中心とした衛生製品向け製造機械を主力とし、主要顧客である衛生製品メーカーへの提供価値拡大を狙っており、雇用承継を含めて事業を引き継ぐ。
事業譲渡は年内を見込んでおり、これにより2026年3月期の連結・個別決算でそれぞれ8億円の特別利益を見込む。業績予想については、地域経済活性化支援機構による再生支援手続きに関連して取引金融機関への債権放棄要請額が減額される可能性があるため、現時点では未定としている。
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