M&A三菱商事エネルギー(東京都千代田区)は17日、同社が出資するFLEET PITLOCK(FPL、千代田区)がオートバックスセブンを引受先とした第三者割当増資による資金調達を行ったと発表した。
FPLは現在、車両情報や手続きをリース事業者やエンドユーザーと整備工場間で一元管理できるプラットフォームで、複数のリース会社で共通利用できる「FLEET PITLOCKシステム」を開発している。21年からはオリックス自動車、住友三井オートサービス、日本カーソリューションズ、三菱オートリースの4社と業務提携し、23年にはメンテナンス管理会社の西出自動車工作所とも連携して現場目線での開発を推進。ことし10月下旬には「請求一元化機能」をシステムリリースし、11月上旬から本格的な普及活動を予定している。
国内では整備士不足が続き、平均年齢の上昇も課題となっている。24年のリース車両は新車登録台数の17.2%を占め、法人リース車は複数回の点検・整備が必要であるため整備工場の事務負担が大きい。同システムは、各リース会社のデータ集約、スケジュール管理、基幹システム連携、請求業務の一元化などを通じ、業務効率化の実現を目指す。
今後はオートバックスセブンの支援を受け、システムの導入・普及を一層加速。業界横断での非効率解消を図り、限られた整備士でも業務が回る体制の強化と、法人リース整備の効率化を同時に推進する。
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