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三菱ガス化学、メタノール燃料供給体制を拡充

2025年3月26日 (水)

環境・CSR三菱ガス化学は25日、国華産業とメタノールを主燃料とする内航ケミカルタンカー1隻(総トン数499トン)の長期定期傭船契約とメタノール燃料供給について基本合意し、同燃料の供給体制を拡充すると発表した。同船は2026年に完成予定で、国華産業が2月5日に造船契約を締結している。

この船は、環境省と国土交通省が連携して推進する「令和6年度海事分野における脱炭素化促進事業」に採択されており、CO2排出削減が期待されている。国土交通省は、2040年度までに内航海運からのCO2排出量を13年度比で36%減(387万トン減)とする目標を掲げており、メタノールはクリーンな舶用燃料として注目されている。取り扱いやすく、既存インフラも利用可能で、SOxやPM、NOxなどの排出を大幅に削減できる特性がある。

同社は、同船をメタノールの内航輸送およびメタノールバンカリング船として活用し、環境循環型メタノール「Carbopath」の供給を進める方針だ。自社で構築してきたサプライチェーンを活かし、内航海運におけるCO2排出量のさらなる削減と持続可能な物流体制の実現を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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