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日本郵船、バイオ燃料長期使用で安全性を確認

2025年9月18日 (木)

環境・CSR日本郵船は18日、シンガポールの非営利団体Global Centre for Maritime Decarbonisation(GCMD)と共同で実施した実証プロジェクト「LOTUS」が完了したと発表した。自動車専用船でB24燃料を6か月間継続使用し、エンジン性能や燃料供給システムへの影響を検証した結果、技術的な問題はなく、船上保管後の燃料もISO規格を維持していたという。

調査では、機器の摩耗や腐食、潤滑油やフィルターの性能劣化は見られず、微生物汚染も確認されなかった。長期使用での品質の安定性が裏付けられたことで、バイオ燃料が既存インフラを活用できる「ドロップイン燃料」として、安全かつ即時に導入可能であることが示された。

バイオ燃料は温室効果ガス削減に向けた有力な選択肢として注目されており、同社は今回の成果を海運業界全体に共有する方針。技術的な知見を公開することで、導入を検討する事業者にも活用を促し、国際海運の脱炭素化を後押しする。

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