
(出所:DHL)
ロジスティクスDHL(ドイツ)は17日、化学・消費財メーカーのヘンケル(同)と協力し、海上輸送における持続可能な船舶燃料(SMF)の利用を拡大すると発表した。両社は2024年に一部貨物で同燃料を試験導入しており、今回の取り組みはその拡大版となる。
新たな契約では、25年のヘンケルの海上輸送貨物の大部分を対象に、DHLが展開する「GoGreen Plus」サービスを適用する。対象規模は9000TEU(20フィートコンテナ換算)で、温室効果ガスの排出量を「ウェル・トゥ・ウェイク」ベースで4700トン削減できる見込み。
従来燃料使用時と比べ、主要輸送区間で85%の削減効果に相当する。排出削減効果は第三者認証機関SGSにより検証される。
SMFは廃棄物や残渣を原料とする代替燃料で、DHLは「ブック&クレーム」方式を通じて顧客に環境価値を割り当てる。物理的に代替燃料を使用した輸送でなくても、同ネットワーク全体で化石燃料を直接置き換え、その分を顧客に還元する。
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