ロジスティクス日本郵船は22日、MTI(東京都千代田区)、グリッドと共同で自動車専用船のAI(人工知能)配船システムを開発し、7月から本格運用を開始したと発表した。

▲日本郵船運航の自動車専用船「DAISY LEADER」(出所:日本郵船)
同社は世界最大規模となる100隻超の自動車専用船を運航している。これまでの配船計画は数百航海を対象に数か月先まで多様な条件を考慮する必要があり、複雑で属人的な業務となっていた。新システムはこれらの課題を解消するために開発されたもので、AIが数百万通りの配船候補を10分程度で試算し、最適な計画を作成する。
顧客ニーズや船隊の稼働状況、修繕予定、港での滞船リスクなどを条件に組み込み、船舶稼働率や輸送効率、輸送コストといったKPIを最適化できる点が特徴となっている。
さらに次世代燃料船の活用やカーボンプライスの考慮を取り入れることで、温室効果ガス(GHG)排出量削減にもつながる。システムの導入は輸送業務の効率化と環境対応を両立させるものであり、サプライチェーンの持続可能性向上に寄与する。
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