M&Aレゾナック・ホールディングスは24日、連結子会社レゾナック(東京都港区)が手がける日本とタイにおける自動車成形部材事業を森六(同)へ譲渡すると発表した。会社分割を経て新設する子会社に事業を集約し、その株式を森六に譲渡する方式をとる。譲渡額は172億円で、2026年4月1日に完了する予定。
譲渡対象は、レゾナック・オートモーティブプロダクツ(RAP、福岡県田川市)やタイ法人Resonac Automotive Products(Thailand)などで構成する事業群。これらを吸収分割により新会社に承継し、その全株式を森六へ移す。森六側では競争法関連のクリアランス取得を前提に手続きを進める。
レゾナックの自動車用樹脂成形品事業は1965年に旧日立化成で開始。軽量樹脂バックドアや発泡成形品など独自技術を打ち出してきたが、グローバルな生産体制の不足が課題とされていた。今回の事業譲渡により、経営資源の最適配分と事業ポートフォリオ再構築を図り、森六の加飾・電装・軽量化技術とのシナジーで事業拡大を目指す。
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