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エアロネクスト、新型物流専用ドローンを発表

2025年9月29日 (月)

サービス・商品ドローン関連技術の開発などを手がけるエアロネクスト(東京都渋谷区)は26日、独自開発の機体構造設計技術4D GRAVITYを搭載した新開発の物流専用ドローン「PD4B-M-AN」をポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催された第4回ドローンサミットで公開したと発表した。同機は愛知県新城市で行われるドローンによるワンマイル配送の実証実験で使用される。

▲第4回ドローンサミットで展示発表されたPD4B-M-AN(出所:エアロネクスト)

4D GRAVITYは、モーターの回転数の均一化と、機体の形状や構造に基づく揚力や抗力、機体重心のコントロールなどによって空力特性を最適化し、安定性や効率性、機動性を高める産業用ドローン向けの機体構造設計技術。同社はこの技術で特許を取得しており、日本発のドローンメーカー、プロドローン(天白区)とライセンス契約を結んで、同技術を使ったドローンの開発を進めてきた。

PD4B-M-ANはプロドローンの汎用機体のPD4B-Mに4D GRAVITYを搭載した荷物運搬用の新開発コンテナを取り付けた。コンパクトなサイズながら、安定性や運用性、機動性に優れた防水仕様の物流専用機体となっている。

機体のプロペラの直径は660ミリで、重さ20キロ。最大3キロの荷物を最高速度40キロで、最長30分搬送できる。自動遠隔操縦で指定場所にまで運び、置き配した後、自動で帰還できる。

同機で行われる実証実験は、新城市の山間地区で行われ、トラックで配送集約拠点に送られた荷物をドローンによって最終の配送先まで搬送する。これによって、トラックとドローンによるラストワンマイル配送の実現を目指す。

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