拠点・施設兵機海運(神戸市中央区)は26日、神戸物流センターの1階常温倉庫を改修し、新たに定温スペースを設けたと発表した。近年は食品に限らず、雑貨や機械部品、医薬品といった幅広い品目で定温保管の需要が高まっており、同社は対応力の強化を図る。
新設した定温庫は床耐荷重が1平方メートルあたり4トンと高く、重量貨物の保管にも対応可能。面積は320平方メートルで、温度は13-22度、湿度は40-70%に設定できる。加温機能や除湿器を備え、温湿度の定期記録も実施。開口部は幅5メートル、高さ3.5メートルを確保し、大型貨物の搬出入にも対応する。

(出所:兵機海運)
同社は従来、中層階の定温庫を中心に食品や飲料を取り扱ってきたが、温暖化の進行で倉庫内の温度上昇による品質劣化リスクが高まるなか、精密機械や医療機器など非食品分野での需要が拡大。今回の拡充により、チョコレートや穀物から医薬品、フィルムまで多様な貨物に対応できる体制を整えた。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。