サービス・商品クアンド(北九州市八幡東区)は29日、遠隔支援ツール「SynQ Remote」(シンクリモート)に、AI(人工知能)による議事録・報告書作成機能を追加したと発表した。建設や物流などの現場で交わされた会話や撮影した写真を自動で整理し、議事録や報告書に変換する仕組みで、従来課題となっていた書類作成業務の負担軽減を図る。
建設業界では、是正指示や安全確認といったやりとりを記録に残すため、多くの担当者が帰社後に数時間をかけて報告書を作成してきた。人手不足や時間外労働規制が進むなか、こうした「見えにくい作業」は長時間労働の要因となり、効率化が求められていた。
新機能では、通話内容を話者ごとに識別して自動的にログ化し、キーワード抽出や要約機能も備える。必要な情報を短時間で確認できるほか、現場で撮影した映像を会話と時系列で紐づけ、指示と作業の対応関係を明確に記録できる。10月には、議事録データを自動で報告書に変換する機能をリリース予定で、各社のフォーマットに応じたカスタマイズにも対応する。
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