拠点・施設浜松委托運送(浜松市中央区)は1日、10月から新たな多機能型物流センターを稼働させると発表した。冷凍・冷蔵倉庫の不足、通関と通販倉庫の分離、2024年問題に伴う配送リードタイムの長期化といった物流課題に対応する拠点として位置付ける。

(出所:浜松委托運送)
新センターは、輸出入通関から個人向け通販までを1拠点で完結する「ハイブリッド保税倉庫」を備え、倉庫間移動を省略することでコスト削減と納期短縮を実現する。温度帯は常温から冷蔵、マイナス20度以下の冷凍まで幅広く対応。さらに楽天、Amazon、Yahoo!といった主要EC(電子商取引)モールの配送ラベルに準拠し、土日出荷も可能とした。

▲施設内観(出所:浜松委托運送)
導入事例では、従来1日1000件だった出荷能力が4000件に拡大し、誤出荷もほぼゼロ件に抑制。浜松の地理的優位性を生かし、関東・関西双方に対するスイッチングハブ機能を発揮することで、輸送効率の向上とコスト削減に寄与する。
同社は総倉庫面積1万坪超の拠点群を持ち、需要変動に応じた柔軟な拡張に対応。EC事業者や食品・酒類メーカーなどを対象に見学ツアーも実施しており、YouTubeでのオンライン公開も行っている。
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