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南海プライウッド、インドネシア新工場を稼働

2025年10月3日 (金)

拠点・施設建築内装材メーカーの南海プライウッド(香川県高松市)は3日、インドネシア・ジャワ州グレシックにある連結子会社NANKAI INDONESIAの第3工場「ジュンベル工場」が稼働を開始したと発表した。敷地面積は6万平方メートル、投資額は820万ドルで、現地で400人を雇用する予定。

▲セレモニーの様子(出所:南海プライウッド).

同工場では、月間2000立方メートルの集成材に加え、ファルカタ材を特殊加工で硬化させた新製品「NaSFa(ナスファ)」の合板やLVL(単板積層材)を1000立方メートル規模で生産する計画だ。NaSFaは南洋材のメランティと同等の強度を備えるとされ、調達の安定性と性能を兼ね備えた製品として、国内外市場への販売拡大を目指す。

同子会社では2021年12月のスメル山噴火により第2工場(ルマジャン工場)が被災し、生産能力の3割以上を失った経緯がある。新工場は集成材の供給力回復と増産、さらに合板・LVLの本格的な生産展開を目的に建設された。

ジュンベルはファルカタの主要産地であり、原料調達の優位性に加え、東西を結ぶ国道沿いの立地により物流効率の高さも強みとなる。同工場はことし7月にCARB認証を取得済みで、近くJAS認定の取得も見込まれており、国際的な品質基準に対応した供給体制を確立する。

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