調査・データ退職代行サービス「モームリ」を運用しているアルバトロス(東京都品川区)は7日、退職代行を利用後に転職した人の4分の1近くが運送業に転職したとする調査結果を公表した。また、転職先選びでは、雰囲気や人間関係、ワークライフバランスを重視する人が多かった。
同社は退職代行サービスのほか、転職支援サービスの「アルバトロス転職」も運営している。今回は2023年10月からことし8月までに、モームリを使用したうえで、アルバトロス転職を利用して転職先が決まった男女3045人に行ったアンケートを集計した。
調査結果によると、アルバトロス転職を利用して内定を得た人のうち、転職前の職種で最も多いのはサービス業の18.6%で、次いで「製造業」と「医療関連」の14.0%、建設業の9.3%が続いた。
一方、転職後の職種で最も多いのは運送業の23.3%で、次いで事務の21.0%、3位はサービス業の11.7%だった。
転職先が決まる前の希望職種(複数回答)では「事務・管理」が最も多く51.7%だった。次いで「サービス・接客・店舗」が28.3%で、「技能工・設備・交通・運輸」は7.0%だった。
転職を考える際、重視したことについて複数回答で尋ねたところ、「雰囲気&人間関係重視」が最も多く59.7%、次いで「ワークライフバランス重視」が53.0%だった。
最新の退職代行利用データによると、「上司から各種ハラスメントを受けている」「人間関係や職場環境・雰囲気に問題がある」との退職理由は全体の3割、「所定通りの公休が取れない」「プライベートの時間が取れない」といったワークライフバランスに関わる理由も合計で3割以上を占めているといいい、同社は「退職代行を利用するに至った背景と、転職先の企業で重視するポイントは一致する傾向がある」としている。
また、アルバトロス転職の実績データによると、内定率は一般的な転職支援と遜色なく、退職代行利用後でも転職に影響はないという。
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