ECEC(電子商取引)のブランド設計などを手がけるAnyMind Group(エニーマインドグループ)は8日、吉本興業グループのEC事業子会社、FANY(東京都新宿区)への支援を開始すると発表した。AI(人工知能)搭載型各種プラットフォームと専門チームによる運用支援で、ECサイトの構築からカスタマーサポート、物流・在庫の連携、データ分析まで包括的にサポートする。
FANYは、吉本興業所属のタレントのイベントや劇場のオンラインチケット販売のほか、物販、ファンクラブ運営などタレントIPを活用したオンライン事業を展開しているが、さらにオンライン領域を強化していくため、AIによる高度なデータ分析やECサイトの最適化、各ECプラットフォームとの在庫・物流連携、マーケティング施策の強化などに取り組むことにした。
今回、AnyMindが提供するサービスは、同社が運営するEC支援のプラットフォームなどで、AIを活用して業務の効率化やデジタル化を推進するとともに、タレントやコンテンツの魅力を最大限に引き出せる仕組みづくりを構築していく。
同社のECマネジメントプラットフォーム「AnyX」は、複数チャネルの商品・受注情報を一元管理し、販売データに基づいた広告・マーケティング施策の立案も支援する。グローバル物流プラットフォーム「AnyLogi」は、システム連携によって在庫管理から流通加工、配送までを一貫して行い、会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」は、各種SNSなどと連携しメッセージを一元管理できる。
将来的には、吉本興業の多彩なエンタメコンテンツなどを海外のファンも楽しめるよう、同社の海外拠点との連携を進めるほか、越境ECや海外向けプロモーション施策でもAIを活用し、日本のカルチャーとして世界への発信を目指すとしている。
FANYでは「吉本興業の約500万人のファン基盤とタレントやコンテンツの強みを、ECやデータ活用、マーケティングの専門知識と組み合わせることで、グッズやコンテンツの多接点展開が加速するよう期待している」とした。
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