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ステランティス、米国事業拡大へ130億ドル投資

2025年10月16日 (木)

国際ステランティス(オランダ)は15日、米国市場での事業拡大と生産拠点強化を目的に、今後4年間で130億ドルを投資する計画を発表した。これは同社の100年の米国事業史上、最大規模の単一投資であり、年間完成車生産量を現在比50%増加させるとともに、5000人以上の新規雇用創出につなげる。

今回の投資では、主要ブランドの5車種の新型車の導入と、新型4気筒エンジンの生産を含む19種類の新製品・パワートレインのアップデートを計画。対象となる州はイリノイ州、オハイオ州、ミシガン州、インディアナ州で、各工場での雇用創出や設備更新が進められる。

イリノイ州では、ジープ・チェロキーとジープ・コンパスの生産拡大を目的に、ベルビディア組み立て工場の再開に6億ドル以上を投資。27年の生産開始に合わせ、3300人の新規雇用が創出される見込み。

オハイオ州のトレド組み立て工場では、ベルビディア工場からの新型中型トラックの生産移管に4億ドルを投資。ジープ・ラングラーとジープ・グラディエーターとの統合生産により、900人以上の雇用創出が期待されており、生産開始は28年を予定している。

ミシガン州では、ウォーレン・トラック組み立て工場で28年から新型レンジエクステンダーEV(電気自動車)と内燃機関搭載大型SUVの生産を開始。設備更新に1億ドルを投資し、900人以上の雇用創出を見込む。また、デトロイトのジェファーソン工場では次世代ダッジ・デュランゴの生産拠点とするため1億3000万ドルを投資し、29年の生産開始を予定している。

インディアナ州ココモの施設では、新型4気筒エンジン「GMET4 EVO」の生産を26年に開始する計画で、1億ドル以上を投資し100人以上の雇用を創出する予定。

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