国際欧州連合(EU)は21日、アルメニア、アゼルバイジャン、モルドバ、トルコ、ウクライナのほか、中央アジア諸国(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン)を交えた外相級会合を20日に開催し、「越地域連結アジェンダ」を正式に始動したと発表した。トルコと南コーカサスを経由してEUと中央アジアを結ぶ経済回廊の構築を目指すもので、輸送、エネルギー、デジタルの各分野で持続可能かつ強靭な連結を進める。
会合にはEU外務・安全保障政策上級代表のカヤ・カラス氏をはじめ、拡大政策担当、国際パートナーシップ担当の各欧州委員が出席。各国代表は、地域の安定や安全保障、経済協力の深化に向けた意思を確認した。
EUは黒海地域を「欧亜をつなぐ要衝」と位置付け、海上安全や重要インフラの保護、地雷除去、沿岸警備協力の拡大などを支援する方針を示した。また、中央アジアと南コーカサスを通じる「トランス・カスピ海輸送回廊」(TCTC)を軸に、通関手続きのデジタル化や再生可能エネルギー導入を進め、域内貿易の円滑化を図る。
今後は、11月27日にウズベキスタンのタシケントで開かれる「TCTC投資・連結フォーラム」で、具体的な調整枠組みを提示する予定だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。