ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

「国内のみのECは限界」が9割、ショッピー調査

2025年10月27日 (月)

調査・データ東南アジア・台湾で最大規模のEC(電子商取引)プラットフォーム、Shopeeの日本法人ショッピージャパン(東京都中央区)は27日、日本国内のみでECサイト運営・販売を行っているEC担当者の9割近くが成長に限界を感じているとの調査結果を公表した。海外展開を検討しているものの、言語対応や国際配送などが障壁になっている。

同社は今月6、7の両日、日本国内のみでECサイト運営・販売を行っているEC担当者110人に対して、インターネットを通じてアンケートを実施した。

調査結果によると、「直近1年間の売上成長率」を尋ねたところ、「大幅に低下している」が12.7%、「やや低下している」が29.1%で、「横ばい」31.8%を加えると、73.6%が横ばい以下と回答した。

「横ばい」以下の回答者に、「売上成長が鈍化している要因」を尋ねたところ、「同業他社との価格競争の激化」が29.6%、「新規顧客獲得の難化」が18.5%だった。

さらに「現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を感じるか」との問いには、「かなり感じる」が26.4%、「やや感じる」が59.1%と、85.5%が限界を感じていた。

一方、「海外市場への展開(越境EC)をしてみたいか」と問いには、「非常にそう思う」と「ややそう思う」ともに40.9%と81.8%が海外展開への関心を示した。

「そう思う」と回答した人に「挑戦できない理由は何か」と複数回答で尋ねたところ、「国際配送の手続きが複雑で分からない」が52.2%で最も多く、「初期投資や固定費用が高そう」が37.8%、「現地の言語でのカスタマー対応ができない」の30.0%などが続いた。

同社は「国内市場の成長が頭打ちになるなか、越境ECが新たな成長機会として注目されている。言語対応や国際配送などの課題をクリアし、初期投資を抑えられるプラットフォームやサポート体制の充実が、今後、越境EC普及の鍵となる」としている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。