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小川電機、セルフ型無人倉庫で24時間365日販売

2025年10月28日 (火)

サービス・商品小川電機(大阪市阿倍野区)は28日、エストニアのベンチャー企業インベンダーと業務提携し、同社の無人倉庫システムをアジア企業として初めて導入したと発表した。導入先は大阪府守口市の営業所で、物流DX(デジタルトランスフォーメーション)による顧客利便性の向上や働き方改革の推進を目指す。また、同社はインベンダーの日本国内正規販売代理店として、同社製品を導入する企業の支援なども行う。

▲守口営業所内のセルフチェックアウト型の無人倉庫の様子(出所:小川電機)

インベンダーの無人倉庫システムは、在庫管理から入出庫、決済をすべて、セルフやペーパーレスで行うことができ、顧客は24時間いつでも資材を受け取れる一方、企業側も現場スタッフの負担軽減や省人化を図れる。同システムは世界15か国以上で導入されている。

同社では、自動倉庫に顔認証とNFC技術を用いたピックアップカードによる二要素認証を導入した。顧客は入室後、専用端末を用いて希望の商品付近に設置されたNFCタグをスキャンするだけでシステムへの登録が完了し、登録後はそのまま商品を持ち出せる。これまで必要だった伝票の記入やスタッフとのやり取りは不要で、短時間で必要な資材をすぐに持ち帰れる。

これによって、従業員は倉庫対応の負担を軽減でき、日中の接客や提案活動に集中できるなど、生産性の高い働き方を進められる。また、顧客からの「時間を気にせず資材を受け取りたい」「注文書の記入なしでスムーズに持ち出したい」といった要望にも応えることができる。

守口営業所では先月30日、関係者向けにデモンストレーションを実施し、今月1日から正式運用を開始した。1000点以上の取扱商品を、24時間365日、セルフ方式で購入できるようになり、顧客の現場対応力を高める。

同社の小川雄大社長は「社内の働き方改革を進め、業務効率化を図るとともに、顧客の利便性向上にも寄与しようと新システムを導入した。今後は他の支店や新規拠点にも展開して、より多くの顧客に新しい仕組みを活用してもらいたい」などとしている。

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