
▲遠隔フォークリフト 操作卓(出所:ロジスティード)
調査・データロジスティード(東京都中央区)は30日、Nexa Ware(ネクサウェア、千代田区)と椿本チエインが、物流倉庫での遠隔フォークリフト操作を可能にする新システムの実証実験を11月4日から開始すると発表した。実証には三菱HCキャピタルも参画し、群馬県館林市のロジスティード東日本館林営業所をフィールドとして、性能評価と事業性の検証を行う。
開発したシステムは、既存のフォークリフトにセンサーやカメラ、アクチュエーターを後付けして遠隔操作を実現するもので、専用操作卓からカメラ映像やセンサー情報を確認しながら走行・荷役作業を行う仕組み。人が搭乗せずに作業できる“実質的な無人化”を目指す。操作支援には日立製作所開発のARアプリを活用し、貨物との位置関係などを映像上に重ねて表示することで、直感的な操作性と安全性を確保する。
同プロジェクトは、慢性的なフォークリフトオペレーター不足や冷凍倉庫など過酷環境下での作業改善を目的に、ネクサウェア、ロジスティード、三菱HCキャピタルの3社が2025年3月に基本合意書を締結したもの。今回の実証では、椿本チエインが技術パートナーとして参画し、ハード・ソフト両面の開発を担った。
今後は4社が共同で機能・性能の検証を進め、結果を踏まえてビジネスモデルやリース・サブスクリプション型サービスの事業性を評価する。ネクサウェアは、25年度中のトライアル販売、26年度中の商用販売開始を目指している。
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