ロジスティクス日本郵船は13日、JERA(東京都中央区)およびトレルボルグ・マリン アンド インフラ(スウェーデン)と共同で、新係留システム「DynaMoor」をJERA常陸那珂火力発電所(茨城県)の揚炭バースに設置し、トライアルを開始したと発表した。DynaMoorは、船舶の動揺を低減するための係留システムで、日本国内で初めて設置された。

▲DynaMoorトライアルの様子(出所:日本郵船)
今回のトライアルでは、揚炭バースにDynaMoorを2基設置し、1年間にわたり検証を実施する。着岸した船舶に動揺量計測機を取り付け、使用時の動揺低減効果や港湾作業の安全性・荷役効率の向上を検証する。係留索の張力を自動調整することで、海面のうねりや長周期波による荷役中断を防ぎ、船体の動揺を抑制する。
外洋に面する港湾では、波の影響で船体が動揺し荷役が中断する課題があり、これに対応するため、港側で船体動揺を抑制する設備が求められている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com