サービス・商品リアルタイム輸送可視化プラットフォームを提供するシッペオ(フランス)は6日、独自のAI(人工知能)レイヤー「Shippeo AI」を発表した。SLA(サービス品質保証)付きの高精度データを基盤に、サプライチェーン上の課題を数秒で特定・解決できる仕組みを提供する。
Shippeo AIは、同社プラットフォーム全体に組み込まれた知能層で、リアルタイムの可視化データを即時アクションにつなげる。ユーザーは「Sidekick」機能で輸送中の遅延要因などを対話形式で確認できるほか、「Workspace」で主要キャリア別のデータ品質比較や遅延要因分析を行える。中核には、輸送データをもとに業務支援を行う専門AIエージェント群「Agent Library」を搭載する。

(クリックで拡大、出所:シッペオ)
同時に、電子貨物証券(eCMR)対応、航空輸送の可視化拡張、完成車物流(FVL)の機能強化、ユーザー体験(UX)改善も発表。新eCMRは30か国以上が採用する国際標準への準拠を支援し、紙業務をリアルタイムデータに置き換える。航空輸送では航空会社のマスター・エアウェイビル(MAWB)情報を自動取得し、一元管理を可能にした。
シッペオは年間1億件超の出荷データをリアルタイムで追跡し、世界22万8000社の運送事業者と1100のTMS(輸配送管理システム)・テレマティクスシステムを連携。LVMH、ルノー、コカ・コーラHBCなど150か国以上の企業に可視化サービスを提供している。
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