国際欧州委員会は7日、ポーランド、スロバキア、ルーマニア、ウクライナ、モルドバの各国政府に対し、交通インフラ整備に関する助成契約を正式に交付したと発表した。支援はEUの「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ」(CEF)を通じて実施され、越境プロジェクトやEU・ウクライナ連帯回廊の取り組みを支える。
資金総額は7億ユーロ(1200億円)を超え、うちポーランドには4億5200万ユーロが割り当てられ、高速鉄道「レール・バルティカ」や港湾拡張、信号システム(ERTMS)整備などに充てられる。スロバキアでは1億3500万ユーロでコシツェを中心とした鉄道近代化と国境連結の強化を進める。さらにルーマニア、ウクライナ、モルドバでは標準軌鉄道の建設やイアシ-ウンゲニ線の電化改修などに計1億5100万ユーロを投入し、モルドバ初の電化区間が誕生する予定だ。
6日にはウジホロドで第4回EU-ウクライナ交通対話が開催され、輸送改革や域内連携の進捗が確認された。欧州委は次期CEF(2028-34年)で予算を倍増し、越境高速鉄道や軍事輸送網を含む連結強化を推進する方針を示した。
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