国際欧州物流貨物協会(CLECAT)は13日、欧州委員会が11日にポーランドとウクライナの国境にあるクラコヴェツ-コルチョヴァ検問所に、EU資金による新型の移動式貨物スキャナーを配備したと発表した。EUとウクライナ間の物流ルートを強化する「連帯レーン」構想の一環で、費用は250万ユーロ(4億2000万円)。
同X線スキャナーは、貨物の非侵襲的な迅速検査を可能にし、税関業務の効率化と精度向上を図る。これにより、物理的な検査の頻度を減らし、貨物破損のリスクを抑えつつ、合法的な物流の円滑化を促進する。
同機器は、EUが資金を提供し、国際移住政策開発センターが実施する「EU4IBM-レジリエンス・プロジェクト」による支援の一部。これまでに税関職員85人がスキャナー画像の解析訓練を受けており、現場での実践的な検査技術向上を図る。
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