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日本コークス工業、老朽炉休止で生産を縮小

2025年11月12日 (水)

財務・人事日本コークス工業(東京都江東区)は11日、北九州事業所(北九州市若松区)のコークス炉4炉団のうち老朽化が進む2炉団を休止し、生産体制を最適化すると発表した。これに伴い、2026年3月期第3四半期に50億円の減損損失を計上する予定としている。

北九州事業所のコークス生産能力は従来1年あたり200万トンだったが、休止により110万トン規模に縮小される。稼働を継続する1A炉団(73年稼働、06年更新)と2A炉団(80年稼働、24年更新)は安定した生産を維持する。

休止の理由については、50年以上稼働してきた1B、2B炉団は老朽化に伴う生産量減少、補修コスト増加、消費エネルギー効率の低下などが競争力低下の要因が増大しているためとした。今後の市場動向、省エネルギーやCO2排出削減の必要性も勘案し、主力2炉団体制への集約で競争力強化と安定した収益力の確保を目指す。

今後は休止炉の安全対策工事や2炉団体制集約のための工事も実施する計画で、今回の決定による業績への影響は、既に公表している26年3月期第2四半期決算短信や通期連結業績予想に織り込まれている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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