ロジスティクスT2(東京都千代田区)は17日、2027年の開始を目指すレベル4自動運転トラックを用いた幹線輸送サービスに向け設立した「自動運転トラック輸送実現会議」が、発足から1年で参画企業が10社から15社に拡大したと発表した。物流会社や商用車メーカーが加わり、議論フェーズから実証・改善フェーズへと進む。
同会議は2024年10月の設立以降、国土交通省や総務省も交え、運行オペレーションに関わる課題の洗い出しを続けてきた。25年は議論に加えて2件の実証を実施。一つは、無人走行と有人走行を切り替える「切替拠点」でのキャパシティオーバー対策として、日中帯の運行を活用した新たなオペレーションを検証したもの。もう一つは、遠隔監視や緊急時対応の体制構築に向け、遠隔での車両監視・対応手順を試験する実証だ。
参画企業はT2のほか、佐川急便、セイノーホールディングス、日本貨物鉄道(JR貨物)、日本郵便、福山通運、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクス、三菱地所、KDDIに加え、この1年で大林組、鈴与、日本通運、三菱ふそう、名鉄NX運輸が加わった。
今後は、抽出した課題の改善と運行オペレーションの有効性検証を繰り返し、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送の商用化に向けた体制構築を進める。T2は同会議を通じ、各社の知見を結集しながら、自動運転による幹線輸送モデルの確立を目指す。
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