M&A住友化学は20日、台湾の半導体用プロセスケミカルメーカーAUECCの全株式取得に合意したと発表した。関係当局の承認を経て買収を完了する予定で、これにより同社は台湾で初の製造拠点に加え、米国ではテキサスに次ぐ2拠点目となるネバダ州の製造能力を確保する。
半導体需要は生成AI(人工知能)の普及やデータセンター市場の拡大を背景に世界的に増加しており、洗浄・乾燥工程で使用されるプロセスケミカルにはpptレベルの超高純度と高度な品質管理が求められている。AUECCは台湾・高雄市と米国ネバダ州に工場を持ち、原料調達から製造、パッケージング、物流までを一貫提供する体制を強みに、主要半導体メーカーから長年の信頼を得てきた。
住友化学は今回の買収により供給網の強化とラインアップ拡充を進め、同社技術の導入による生産効率化も図る。2030年度には24年度比で売上高2倍を目指し、半導体材料事業の成長加速を狙う。
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