ロジスティクス大塚倉庫(大阪市港区)は20日、殺菌消毒剤などを製造・販売するヤクハン製薬(北海道北広島市)の全国物流を受託したと発表した。
物流業界では慢性的な人手不足に加え、2025年4月施行の新・物流総合効率化法(新物効法)への対応や、医薬品の適正流通基準(GDPガイドライン)順守が求められ、医薬品物流の要件は一段と高度化している。
ヤクハン製薬は、災害時を含む医薬品の安定供給体制を強化する観点から委託先を検討。大塚倉庫は、サプライチェーン全体の最適化や医薬品物流の品質保証、物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の実績が評価され、受託に至った。同社は保管・輸送を中心に全国配送を担い、BCP対応も含めたロジスティクス基盤の強化を図る。
大塚倉庫は「医薬品を届け切る」物流品質の確保を掲げており、メーカー系物流会社として、持続可能なサプライチェーン構築を推進する方針。新物効法により荷主と物流事業者の効率化義務が強まるなか、医薬品物流の質とレジリエンス向上に向けた取り組みをさらに進めるとしている。
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