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セキュリティー事案を経験した企業は7割

2025年11月25日 (火)

調査・データサイバーセキュリティーサービスを提供するソースポッド(東京都新宿区)は25日、中堅・中小企業の9割以上が情報セキュリティーは重要だと認識しているものの、7割近い企業がセキュリティー事故やインシデントを経験しているとする調査を公表した。従来のeラーニングだけでは対策が不十分であることが浮き彫りになったとしている。

同社は中堅・中小企業のセキュリティートレーニングの実態を把握するため、ことし8月、従業員数300人以上2000人以下の企業の会社員・役員を対象にインターネットを通じてアンケートを実施。322人から回答を得た。

調査結果によると、「会社で情報セキュリティーはどの程度重要視されているか」との問いに対し、「非常に重視」が37.9%と最も多く、次いで「重要視されている」の32.9%、「ある程度重要視」の21.4%が続き、「重要視している」との回答は合計で92.2%を占めた。

一方、これまでセキュリティー事故やインシデントを経験したかを尋ねたところ、「事故に至らなかったがインシデント(ヒヤリハット)を経験した」が39.4%で最も多く、「業務に重大な影響を及ぼす事故を経験した」も9.0%あった。「業務に少し影響を及ぼす事故を経験した」も18.3%あり、事故やインシデントを経験した企業の割合は、合計で67.7%に上った。

事故やインシデントの原因について複数回答で尋ねたところ、「人的ミス」と「従業員のセキュリティー意識の低さ」が1位、2位となり、システムの不備などを大きく上回った。対策として半数以上の企業がセキュリティートレーニングを実施しているが、内容としては座学型のeラーニングが多数を占めた。また、実践的な内容のトレーニングを求める回答が多かった。

同社は「多くの企業が被害を受けているランサムウェアやサプライチェーン攻撃などへの対策として、社員らに対する効果的なセキュリティートレーニングが求められている」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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