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スマホで検査完結、「ヤマダ車検」を刷新

2025年11月25日 (火)

荷主大手家電量販店のヤマダ電機は25日、同社のモビリティーサービス事業「YMBP」(ヤマダ・モビリティ・ビジネス・プラットフォーム)の中核となる車検サービス「ヤマダ車検」を全面リニューアルしたと発表した。スマホの操作だけで、煩雑な車検の予約や手続きなどが完結する。

同社は、車検を受ける際の利便性を向上するため、スマホから車検の見積もりや予約ができる「ヤマダ車検」を2021年にリリース。今回、「見積もりと請求額が異なる」「説明不足で不安」といった車検に対するユーザーの不安を解消しようと、乗用車に関するウエブサービスを展開するユニオンエタニティ(大阪市西区)や車両のメンテナンス受託事業を手掛けるナルネットコミュニケーションズ(愛知県春日井市)とサービスのリニューアルを行った。

(出所:ヤマダホールディングス)

新サービスでは、車検に必要な法定費用と整備・部品交換費用を「必須パッケージ」として統一し、車種と年式に基づき固定料金とした。これによって車検時の追加費用がなくなり、スマホでの見積もり時に車検費用が確定する。

一般的な車検では、検査や整備を依頼する前に見積もりを依頼することが多く、できるだけ費用を抑えたい場合は、自動車ディーラーや整備工場、ガソリンスタンドなど、何か所かから見積もりを取る必要がある。このため、ユーザーは何度も店や整備工場へ行かなければならず、負担になっていた。

しかし、ヤマダ車検を使えば、スマホだけで見積もりが完了し、車は指定日時に業者が自宅で引き取り、検査後も自宅まで運んでもらえる。このため、利用者は自宅にいたままで車検が完了する。

リニューアルに加わったナルネットコミュニケーションズは、全国1万1700か所の自動車整備工場とのネットワークがあり、自動車の維持・整備・管理に関するデータベースを集約している。今回は、そのデータベースを基に車検サービスの定額パッケージ化を実現した。

また、ユニオンエタニティでは自動車サービスに詳しいスタッフをそろえたコールセンターを内製化しており、問い合わせなどのユーザー対応に当たる。今後、ヤマダ車検の運用は、ユニオンエタニティとナルネットコミュニケーションズが担う。

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