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富士フイルム、静岡工場に先端材料の新棟稼働

2025年11月25日 (火)

▲新棟外観写真(出所:富士フイルム)

拠点・施設富士フイルムは25日、半導体材料事業の中核を担う富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(FFEM、横浜市港北区)の静岡工場で建設を進めていた新棟が完成し、11月から稼働を開始したと発表した。AI(人工知能)半導体の需要急増を背景に、開発・評価体制を拡充し、先端材料の供給力を強化する狙い。

新棟は延床6400平方メートルで、高い清浄度を備えたクリーンルームと先端評価機器を設置。開発品の性能評価から量産品の品質検証まで一体で行える体制を整えた。半導体材料に含まれる微粒子検査にはAI画像認識技術を導入し、分析精度の向上と検査工程の高度化を図る。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進部門を新棟に配置し、生産工程へのデジタル技術の適用を進めることで、品質管理と安定供給を強化する。

富士フイルムは2021-24年度に1000億円超を投じ、半導体材料事業の売上を1.7倍に伸ばしてきた。25-26年度にも同規模の投資を計画している。静岡工場は国内外の研究開発拠点と連携し、次世代半導体材料の供給基盤を担う。新棟の稼働により、拡大するAIデータセンター向け需要に対応する体制をさらに強化する方針だ。

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