
(出所:DHL)
国際DHL(ドイツ)は24日、サウジアラビアの首都リヤドにある特別総合物流区(SILZ)に、新たな地域物流・配送ハブを設立するため、1億3000万ユーロ(5億6000万サウジアラビアリヤル)を投資すると発表した。SILZとの土地リース契約を締結して進めるこのプロジェクトは、サウジアラビアが掲げる「ビジョン2030」に沿った、同国を世界的な物流拠点として発展させる取り組みを後押しするものとなる。
新施設は敷地面積7万8000平方メートルで、そのうち5万3000平方メートルを26年間リースする予定だ。多目的倉庫として整備され、テクノロジー、小売・消費財、自動車、エネルギー、EC(電子商取引)など多様な産業に対応する。建設は26年第1四半期に着工し、27年第2四半期の完成を予定している。今回の投資は、同社グループが30年までに中東地域へ投じる総額5億ユーロの一環でもある。
新ハブはキング・ハーリド国際空港から8キロの近接地に位置し、保税回廊を通じて世界の主要航空路線へ容易にアクセスできることから、サウジアラビア市場向けのリードタイム短縮や輸出拡大に寄与すると見込まれる。
同社によると、このプロジェクトはサウジアラビアでの事業拡大における重要な節目であり、物流基盤の強化や雇用創出、地域人材の育成にも寄与する。SILZとの協力を通じ、地域全体のサプライチェーン強化と長期的な経済価値の創出が期待されている。
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