M&Aキューネ・アンド・ナーゲル(スイス)は25日、グループ会社のアペックスロジスティクス(シンガポール)が、南米の物流企業アンデス・インテグラシオン・ロジスティカ(チリ)の株式の過半を取得したと発表した。今回の取得により、中南米地域での事業基盤を強化し、鮮度管理を含むコールドチェーン物流の提供体制を拡大する。
アンデス・インテグラシオン・ロジスティカは2008年設立で、国際航空・海上輸送、陸送、倉庫保管、流通などを手がける。同社は年間9万TEUの海上コンテナと4万トンの航空貨物を取り扱う。生鮮分野に強みがあり、サーモン、チェリー、ベリー、マンゴーなどを輸送している。このほか、自動車、ハイテク、産業機械、ファッション、小売業界にもサービスを提供している。
買収が完了すれば、アペックスのアジア-北米間の航空ネットワークと、アンデスの南米での拠点・人材が連携し、7か国(チリ、コロンビア、アルゼンチン、ペルー、パラグアイ、ウルグアイ、ボリビア)での事業体制が確立される。アペックスは北米での鮮度物流投資と合わせ、LAXとSFOで計6万平方フィート超の温度管理施設を運用し、10台超の冷蔵トラックを展開する。
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