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M&Aトヨタ自動車を中心とする自動車向け鉄鋼を主力とする鉄鋼商社、カノークス（名古屋市西区）は26日、自動車向け鋼管加工を手がけている完全子会社3社を吸収合併し、別の子会社1社の鋼管部門を分割吸収すると発表した。多様化する顧客ニーズに応えるため、経営資源を集約し、自動車用鋼管分野のサプライチェーン機能の強化を図るとしている。
発表によると、カノークス鋼管東海（愛知県東郷町）、カノークス鋼管九州（大分県中津市）、カノークス鋼管関東（埼玉県鴻巣市）の3社を来年1月1日に吸収合併し、3社は消滅する。
また、鋼管加工のほか、輸送事業も手がけるカノークス鋼管北上（岩手県北上市）から、鉄鋼製品の製造、加工、販売事業を分離し、来年1月1日に吸収する。カノークス鋼管北上は分割後も存続し、名称や経営体制に変更はない。
カノークスは今月13日、鋼材加工、販売のミツミホールディングス（東京都千代田区）の子会社、ミツミ九州（同）とミツミ九州子会社の昭和金属（同）から、鋼材加工・販売事業を譲り受け、昭和金属の土地や建物、設備を取得すると発表し、譲り受け先として今月6日にカノークス鋼管関東を設立していた。
こうした一連の事業集約によって、自動車部門の鉄鋼加工の機能や販売基盤の強化を図る。
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