国際マン・トラック&バス(ドイツ)は26日、新車両の輸送工程を電動化する取り組みを進めていると発表した。物流パートナーであるベガ・インターナショナルと連携し、鉄道輸送と電動トラックを組み合わせたインターモーダル方式を採用する。主輸送区間を鉄道、最終区間をマンの電動トラックeTGXで行うことで、年間2700トンのCO2削減が可能になる。

(出所:マン・トラック&バス)
ベガはドイツ北西部ライン鉄道ターミナルから半径300キロ圏内への「ラストワンマイル」をeTGXで配送。週あたり30-40台の新車を電動走行で届けており、現地にはポーランド・クラクフ工場から鉄道で車両が輸送される。
2023年6月の取り組み開始以降、VEGAは1万1000台超を鉄道で輸送し、6000トンのCO2削減を実現。マンとベガが展開するLionXpressによる鉄道2ルートでは、累計2万2000台超で1万400トンを削減した。
加えてベガは26年末までに30-40台のeTGXを追加導入する計画を示した。車高4.2メートルまで対応する独自の鉄道積載システムを活用し、将来的には新車輸送だけでなく、顧客のトレーラー事前輸送にも電動トラックを投入する。VEGAは30か所の充電・太陽光設備整備を含む3000万ユーロ超の投資を進め、30年までに全輸送工程のCO2排出ゼロ化を目指す。
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