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利用者7割が「1年で置き配増えた」、ヤマト調査

2025年11月27日 (木)

調査・データヤマト運輸は27日、「置き配」の利用状況や利便性に関するアンケートの第2弾を実施した結果を公表した。今回のアンケートは、同社の公式LINE・X・Instagramを利用する1万1735人を対象に実施したもので、2024年6月に個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」で「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取り方法に置き配を追加してから1年が経過したことを踏まえ、利用状況の変化や課題を把握することを目的としている。

調査では、置き配の利用経験率は75%と前年とほぼ同水準だったものの、利用経験者のうち69%が「この1年で置き配の利用が増えた」と回答した。受け取り方法は「対面配達」が44%と最も多い一方、前回調査(24年11月)からは4.4%減少。これに対し、置き配(36.9%、3.1%増)や宅配ボックス(13.3%、3.6%増)は増加傾向となり、利便性を重視した受け取り方法が広がっていることがわかった。置き配のメリットとしては、「荷物の受取時間に制約されずに過ごせる」(86.3%)や「再配達の手続きから解放される」(73.1%)が多く挙がった。

また、置き配利用経験者のうち3人に1人(28.9%)が、外出時より在宅時に置き配を利用する方が多いと回答し、前回から4.1%増加した。理由としては「身だしなみを整えるのが面倒」(38.3%)、「家事や育児中で手が離せない」(24.9%)といった回答が多かった。一方、置き配を利用しない理由では「盗難リスクが不安」(66.3%)が最も多かった。利用者の39.6%は「時間帯指定を活用して、長時間荷物が置かれた状態にならないようにしている」と回答し、リスク低減の工夫もみられた。

さらに、オートロックマンションの解錠システムを使った置き配については、「不審者の侵入などが不安」(52.5%)、「置き配された荷物の盗難が心配」(42.4%)との声がある一方、「ドライバーの負担軽減につながると思う」(51.2%)、「外出時でも荷物が受け取れるので便利だと思う」(43.5%)と評価する声も寄せられ、賛否が分かれる結果となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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