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環境・CSR住友ゴム工業は11月28日、関連会社のダンロップゴルフクラブ（宮崎県都城市）で発生するラベル台紙を再資源化するマテリアルリサイクルを12月1日に開始すると発表した。従来は焼却処理していたラベル台紙を段ボール原材料の一部（中芯原紙）として再利用する。
同社はラベル循環協会（J-ECOL）と連携し、リサイクルが難しいとされてきたラベル台紙の再資源化商流を構築した。ラベル台紙は工場内で分別後、古紙問屋が回収し、再生紙の原料として加工される。最終的には段ボールに使用される中芯原紙として生まれ変わる。
▲ラベル台紙のリサイクルフローイメージ（クリックで拡大、出所：住友ゴム工業）
ラベル台紙はシリコーンやポリエチレンの付着により製紙原料として扱いにくい「禁忌品」とされ、焼却やサーマルリサイクルが主流だった。同社グループの国内タイヤ工場とゴルフクラブ工場では年間116トンのラベル台紙が発生し、このうちダンロップゴルフクラブ分は35トンとなる。
同取り組みは、同社が2024年10月に定めた7つのマテリアリティのうち「気候変動」「循環型経済」への具体的な対応に位置付けられる。年間35トンのラベル台紙を想定した場合、焼却時のCO2排出量を年間8.3トン削減できるほか、段ボール製造時の比較で年間34.3トンのCO2削減効果が見込まれる。
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LOGISTICS TODAY編集部
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